リターンでビックリ！お高くなったヘルメット事情

---

昔のヘルメット事情

バイクに乗るならヘルメットは必需品
でも80〜90年代は選択肢が今ほど多くなくて、選び方はかなりシンプルだった

憧れブランドといえば Arai と SHOEI
レースシーンでも使われていて安全性は間違いない
けど値段は高くて若いライダーには簡単に手が届かない存在だった

Simpson も強烈な存在感を放っていた
独特なマスク形状で硬派の象徴みたいなブランドで、街で見かけるだけでおおっとなるレベル

---

現実的な選択肢

手頃な価格帯なら OGK（現カブト）、リード工業、マルシン工業
Arai や SHOEI が買えなくても、こういうメーカーなら比較的リーズナブルで街中ではむしろ一般的だった

メーカー純正（Honda や YAMAHA のロゴ入り）もあったけど、中身はOEMが多くて実質は安心重視という感じ

---

今のヘルメット事情

2025年のヘルメットは大きく進化している

快適性と機能性の向上
通気性や静音性はもちろん、内装パッドのフィット感も良くなって長時間でも蒸れにくい

インカム対応が当たり前
最初からスピーカーやマイクを仕込める造形
音楽や会話がスムーズで、ヘルメットが通信ハブみたいになってきた

素材と軽量化も進化
カーボンや複合素材で軽量化
首や肩の負担が昔とまったく違う

海外ブランドの存在感もアップ
AGV、Shark、HJC など海外勢が日本でも人気
デザインの斬新さや新技術で若い世代から支持が強い

価格帯の広がり
今のヘルメットは、 とにかく価格のレンジが広い
Arai・SHOEI・AGV・SHARK のハイエンドは 7〜13 万円台が普通で
グラフィックモデルだとさらに上がる
昔 3〜4 万円で SHOEI が買えた記憶があるなら
まず値札を見てフリーズするレベル

一方で通販を見ると 1〜2 万円台のモデルも多い
ただ、この価格帯は規格や素材がバラバラで
安全性に不安を感じるものもある

結果として 1 万円台〜10 万円超まで幅が広すぎて
何を基準に選ぶべきか迷いやすいのが今のヘルメット事情
昔は「高い／安い」の二択みたいな世界だったけど
いまは完全にピンからキリまで揃っている

---

---

規格とルールの変化

昔は SG マークや JIS 規格が中心
サーキット派なら SNELL や MFJ 公認を気にしていた

今は欧州規格 ECE22.06 が注目されていて、日本メーカーも対応を進めている
安全基準そのものが昔より格段に厳しくなり、選ぶときは規格を見るのが普通になった

---

まとめ

昔は憧れブランドと手頃ブランドの二極構造
今は安全規格や快適性が進化して選択肢が圧倒的に増えた

値段も幅広く、自分のスタイルに合わせて選べる時代

リターンライダーは最新の規格や快適性をチェックするのが第一歩
昔の感覚のまま選ぶとギャップにびっくりするかもしれないけど、それもまた楽しみのひとつ